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それでは、今日も勉強したことをここにまとめていくね。
前回の記事はこちらから。

全くの初心者が5ヶ月で簿記3級合格を目指す話② ~簿記の基礎~前回の記事はこちら
https://usazukimay.com/bookkeeping_01/
さて、
いよいよ今日...
ページコンテンツ
1. 貸借対照表(B/S: balance sheet)
貸借対照表の意義
- ある時点(●月●日時点など)の財政状態を明らかにするための財務諸表。
- 資産・負債・純資産(資本)の内容を具体的な科目に分けて表示する。
⇨ 貸借対照表(B/S)を見れば資金の調達源泉と運用形態がわかる❗️
資産
- 資産とは、カネ・モノ・権利など、お金を稼ぐ源泉となるもの。
- それを持っていることでもっとお金を稼ぐことができるもの。
例:
現金
預金
などのお金そのもの、
売掛金・・・商品を売り買いした場合の代金請求権
貸付金・・・お金を貸している場合の返済請求権
どちらもその「権利」を行使してお金になるもの。そして、
備品・・・机・椅子・PCなど
車両運搬具・・・車、自動車・バイクなど
建物・・・店舗・事務所などの企業が所有する建物
土地・・・店舗用土地、事務所用土地などの企業が所有する土地
上記のものもこれらを使ってお金を稼ぐことができるので資産とされる。
負債
- 負債とは、将来、金銭などを払わなければならない義務。
例:
買掛金・・・商品を掛で仕入れた場合の代金支払い義務
借入金・・・お金を借りた場合の返済義務
純資産(資本)
- 純資産(資本)とは、資産総額から負債総額を差し引いた金額(正味財産)。
例:
資本金・・・株主からの出資によって形成された純資産(資本金)の総額
繰越利益余剰金・・・商売を通じて増やした金額で、処分(配当)されていない金額
※簿記では、純資産(資本)の管理が非常に重視されている。
つまり「利益(儲け)」は商売を通じて純資産(資本)が増えることを意味している。
兎月
純資産(資本)は結局いくら手元に残るのかを注目。出資を受けた後の商売(企業活動)を通じた純資産(資本)がどう増えたかあるいは減ったか、という明細を見ることができるのが次の損益計算書。
右の負債・純資産(資本)は資金の調達源泉(出資、銀行からの借入金など)を表し、左の資産ではその運用形態(土地や商品などを買った場合なども資産になる)がわかる形になっている。
2. 損益計算書(P/L: profit & loss statement)
1.損益計算書の意義
- 一定期間(いつからいつまで)の経営成績を明らかにするための財務諸表。
- 収益及び費用の内容を具体的な科目に分けて表示するとともに、収益から費用を差し引いた結果である当期純損益(当期純利益or当期純損失)を表示
損益計算書(P/L)は、商売(企業活動)を通じて損益が出たときに作成するもの
2.収益
- 収益とは、企業活動によって得た稼ぎであり、純資産(資本)の※増加要因(利益ではなく、取引のこと)。
例:
売上・・・商品の販売によって得られる第金額
受取手数料・・・サービスの提供によって得られる代金額
受取家賃・・・建物を他人に貸借することによって得られる家賃額
受取地代・・・土地を他人に貸借することによって偉える地代額
受取利息・・・銀行預金の利息・他人に金銭を貸付けたことにより得られる利息等
※1年の記録した取引のうち純資産の増加につながる要因(=取引)が収益。
3.費用
- 費用とは、企業活動において収益を獲得するために負担したコストであり、純資産(資本)の※減少要因(=取引)。
例:
給料・・・従業員に働いてもらったことによる給料
支払手数料・・・サービスを利用したことによって負担する手数料
支払家賃・・・建物を賃借することによって負担する家賃額
支払地代・・・土地を貸借することによって負担する地代額
支払保険料・・・火災保険料など、不安する各種保険料
旅費交通費・・・電車やバスの運賃、タクシー代など移動に要した金額
水道光熱費・・・水道代・電気代、ガス代などの負担額
通信費・・・電話料金・郵便料金・インターネットなど通信手段に要した金額
支払利息・・・借入金などから生じた利息
まとめ
今回は貸借対照表、損益計算書という2つの財務諸表について勉強しました。
今回一番学んだことは、簿記は左右(借り・貸し)一致するように作られるという考えがあるため、損益計算書で収益が費用より大きくなれば当期純利益を左に、費用が大きくなった場合は当基準損失を右に配置する、という基本的な考えです。
次回は貸借対照表と損益計算書の関係について記事にしていければと思います。