兎月メイ
お仕事の話、フランス人夫との日常エッセイなどを載せています。
日常エッセイ

【早わかり】毎年の結婚記念日の名称一覧

去る11月5日は夫とのちょうど10年目の結婚記念日でした。

海外発祥とされる毎年違った名前で呼ばれる結婚記念日、私たちは結婚10年目だったのでは錫婚(すずこん)式というものでした。

以前6回目の結婚記念日の時に描いたマンガがこれ。

あれからもう4年か・・・

1年目の当時と比べると、記念日の名称が随分社会に浸透してきたなぁ、と思います。中には、これまでに聞いたことのない記念日まで耳にするようになりました。詳しくは下に書きますね。

とりあえず、夫の国フランスでも、よく聞く結婚記念日の一覧を備忘録的にまとめてみました。ご参考になれば幸いです

一般的な結婚記念日の名称

1年目 紙婚式かみこんしき これから始まる結婚生活。新しい1ページに二人の軌跡を。
アルバム・手帳、レターセット、日記帳、ペーパーフラワーなどのペーパーアイテムを贈ります。
2年目 綿婚式わたこんしき 質素倹約を意味し、贅沢を戒め、家庭の基盤を作っていく。コットンを使ったアイテムを贈りましょう。パジャマやタオル、ベッドシーツなど、生活に役立つアイテムが良いとされています。
3年目 皮婚式(かわこんしき そろそろ倦怠期や乗り越えなくてはいけない壁がやってくる時。革のように丈夫で粘り強くという意味から、革製品(ベルト、バッグ、財布)を贈られます。
4年目 花婚式(はなこんしき 花が咲き、実がなるようにとの願いからフラワーギフト、ブーケなどを贈るのが人気のようです。
5年目 木婚式(もくこんしき やっと夫婦が1本の木になるという意味から、箸などの木工品や観葉植物などをプレゼントします。
6年目 鉄婚式(てつこんしき 鉄のように強く硬い人生をとの意味からフライパンなど鉄の調理器具、自転車、自動車(!)などを贈るとされています。
7年目 銅婚式(どうこんしき 家族や財産などの安定を銅に例えて、銅製のタンブラーや花瓶、お鍋などが贈られます。最近ではデスク周りのペン類なども人気らしいです。
8年目 ゴム婚式(ゴムこんしき ゴムのように弾力性のある関係をとの意味から、長靴などのゴム製品、ラバー製品を新調してみてはいかがでしょうか?
9年目 陶器婚式(とうきこんしき これまでの結婚生活は陶器のようにヒビが入らなかったので、これからも気をつけていきましょうとの意味から、コーヒーカップなどの陶器製品を贈るとされています。
10年目 錫婚式(すずこんしき 錫のように美しく、清らかにそして柔らかく。お互いが歩んできた10年に感謝と愛を。との意味から、やかんやビアグラス、タンブラーなどの錫製品を贈り合うとされています。ただ、近年ではダイアモンドジュエリーなどが人気のようです。
11年目 鋼鉄婚式(こうてつこんしき 鋼のように強く結ばれてとの意味から包丁などなどの鉄製品を贈るとされています(ちなみに鉄と鋼の主な違いは鉄に炭素が含まれているかいないかだそうです・・・)また、こちらも近年ではファッションジュエリーなどに代替されているようです。
12年目 絹・麻婚式(きぬ・あさこんしき 絹のようなきめ細やかな愛情との意味からブラウス、ネクタイ、パジャマなどの絹製品やシャツなどの麻製品を贈りあうとされています。
13年目 レース婚式(れーすんこしき さらに深く綾なす愛の証、ということからレース模様のインテリアやレース製品を贈ると良いとされています。
14年目 象牙婚式(ぞうげこんしき 象牙のように年齢を重ねてでる価値の意味から印鑑などの象牙品を贈るとされていますが、近年では金で作られたジュエリーが人気だそうです。
15年目 水晶婚式(すいしょうこんしき 水晶のように曇りなく透明な信頼を、との意味からアクセサリー、時計、置物などのクリスタル、水晶製品を贈るとされています。
20年目 磁器婚式、陶器婚式(じきこんしき、とうきこんしき 年代と共に値打ちが増す磁器のような夫婦、という意味があるそうです。磁器製品・陶器製品などが主流です。手作りしてプレゼントするのも素敵。最近はプラチナも人気があるそうです。
25年目 銀婚式(ぎんこんしき 苦楽を乗り越えてきた結婚25年目の夫婦には、渋みや深みが増します。いぶし銀の美しさという意味です。食器・アクセサリーなど銀製品を贈り合いましょう。
30年目 真珠婚式(しんじゅこんしき 富と健康を意味する真珠に例えてこう呼びます。真珠製品と並んで、ダイアモンドも人気があるそうです。
35年目 珊瑚婚式(さんごこんしき 永い時間をかけて成長する珊瑚に例えてこう呼びます。珊瑚に加え、最近では翡翠の装飾品も人気です。
40年目 ルビー婚式(るびーこんしき ルビーの深い赤い色のような深い信頼と誠意に例えてこう呼びます。また、ルビーの赤い色は「愛の象徴」とされています。ルビーの装飾品がダントツで人気です。
45年目 サファイア婚式(さふぁいあこんしき 「誠実と徳望によって結ばれた結婚生活」との意味からこう呼びます。また、サファイアには「一途な想いを貫く」というメッセージが込められていると言います。サファイアの装飾品がダントツで人気です。
50年目 金婚式(きんこんしき 「金色の輝きを得、豊かで大きな記念日」という意味が込められています。金の装飾品が今も昔も人気です。
55年目 エメラルド婚式(えめらるどこんしき 夫婦生活が深く静かで尊いことを意味してこう呼びます。エメラルドの装飾品が今も昔も人気です。
60年目 ダイアモンド婚式(だいあもんどこんしき 長寿と一族の繁栄を意味する最高の記念日、という意味が込められています。ダイアモンドは、地球上でもっとも硬い宝石。「硬い絆=永遠の愛を誓う」という意味から、プロポーズの際にもダイアモンドの指輪が送られますね。ダイアモンド婚式には、「培ってきた硬い家族の絆」という意味もあるのではないでしょうか。こちらは、やはりダイアモンドの装飾品が昔も今も人気です。

※上記の表は、海外のwikiを参考に一部抜粋して作らせていただきました。

ただここ数年ほど、新たに耳にする記念日があります。

最近耳にする新しい?結婚記念日

結婚16年目から「黄玉(トパーズ)婚式」

17年目は「紫玉(アメジスト)婚式」

18年目は「石榴(ガーネット)婚式」

19年目は「風信子(ジルコン)婚式」

これらの語源がいつから、そしてどこの国からなのかについて探してみました。

が、現時点ではこれといったものがなかったので表からは省きました。

全て天然石に統一されていることと、追加された結婚記念日の年数が比較的浅いので、もしかしたら近年、ブライダル業界やジュエリー業界などが新たに作ったのかもしれません。真実のほどはわかりませんが・・・。

もし後日語源や由来などわかれば追記しますね。

我が家の結婚10年目はというと・・・

さて、10年目というとやはりそれなりに山あり谷ありの結婚生活でした。

長いようで短かったこの10年、あらためて相手に思うことは人間性、特に思いやりと行動力、そして素直さが私にとっては大事だと思いました。そういう面で夫からは学ぶことが多く、私にはもったいない人です。改めて感謝して生きていこうと思いました。

ちなみにうちは錫婚式だったのですが、旦那さんからはバラ(写真)とダイアモンドのネックレスをもらいました。全然錫製品とは関係なかったですね。

昔流していた「スイートテンダイヤモンド」のCMを覚えているため、結婚10年目といえばダイアモンドのアクセサリーという概念が抜けず(年がバレますね;)、夫にそれとなく?催促したため彼が選んだネックレスをいただきました。

私からは地元で有名な湧出した温泉宿一泊とマッサージ券をプレゼントしました。

皆さんの結婚記念日も、より良いものになりますように。