ピチュンを亡くしてもうすぐ49日
最愛の愛娘だったピチュンが8月24日に旅立ちました。
8月でちょうど10歳になる予定だったピチュン。
SNSで10年前の写真を見て、ピチュンをお迎えする前の自分はこんな生活・考え方をしていたのか…と、10年の歳月とピチュンのおかげですっかり変わった今の生活とを見比べて驚きました。
この10年間、家でピチュンが気持ちよく過ごせているかどうかが常に最重要項目でした。一刻も早くピチュンの待つ家に帰りたかったし、ピチュンが幸せそうに寝ている姿を見ることが何よりも安心で幸せでした。
私たち夫婦が毛皮や肉食を金輪際やめたのもピチュンのおかげでした。
ピチュンが本当に愛おしくて、可愛くて、一緒に過ごせたこの10年は本当にかけがえのない時間でした。
そんな存在を亡くして10月11日には・・・もう49日を迎えます。
こんなに長くピチュンと離れたことがなかったのですが、その長さが日々更新されていきます。
この間、悲しみの5段階と呼ばれるものを経験してきました。
悲しみの5段階について(ディアペット様より一部抜粋)
〈第1段階〉否認と孤立
あの子が死んでしまったことが信じられない。頭ではわかっていても、どこかにあの子が居るのではと思ってしまう。周りの人の「たかがペット」という価値観のズレから孤立。
〈第2段階〉怒り
「あの獣医師が悪い」「私があの時もっと注意深くみていれば」など、自分自身や周囲に対して、疑問や怒りの感情をぶつける。
〈第3段階〉取引
神様など、目に見えない存在にお願いをする。「どうかあの子が生き返りますように」など、奇跡を信じて目に見えない存在に願う。
〈第4段階〉抑うつ(落胆)
それでも奇跡が起きず、何をしてもあの子は返ってこないことがわかり、暗く落ち込む。絶望的になり、自分も死にたいと思うこともある。
〈第5段階〉受容
時間が経つにつれ、あの子が居ないことにも慣れ、少しずつ日常生活に戻っていく段階。悲しみは感じるけれど、生前の幸せだった頃・お空での幸せを想うことができるように。
最初の2週間は泣き通し。腫れ上がった顔のヤバさにさすがに引いてそこでやっと我に返りました(笑)。
そしてピチュンと離れ離れになってもせいぜい3週間だった頃を超えたあたりから、もうどんなにしてもピチュンに触れられないことをが実感として感じるように。
ついこの前まで触っていた柔らかくあたたかなピチュンの体。ピチュンのいた頃のライフスタイルが少しずつ過去のものになっていくのを感じながら同時にピチュンとはもういつでも一緒なのだ思える感覚。
ここまで気持ちが変わっていくのを待つあいだ、私なりに思いついたことを次々にやってきました。話の内容的にどうしてもスピリチュアルな話が多くなってしまうのですが、最愛の子の死に向き合うという性質上よろしければお付き合いください。しかも長いですが(笑)。
それでも「ペットロス」という言葉では言い尽くせない、愛するあの子を失った耐え難い悲しみを持つ方達へ、何かしらのヒントになれば幸いです。
最愛のあの子を失った私がしたこと
1: スピリチュアリルカウンセラーに会った
これはまだピチュンが旅立ってから1週間くらいのこと。
悲しみの5段階で言うと、第3段階の【取引】に差し掛かっていた頃だと思います。
「霊能力でもなんでも良い、ピチュンをそばに感じたい、あの柔らかで暖かな、ふわふわの体を感じたい」
この苦しい思いを抱えながらネットや動画で何かヒントがないか探し回っていました。
そんな時、「霊感を鍛える方法」や「守護霊が見える方法」という内容の動画をUPしていたスピリチュアルカウンセラーのアイコさんの動画を見つけました。
彼女の霊感が見えるのも見えないのも自分次第、という考え方に「霊感が無い自分でももしかしてピチュンを感じられるかもしれない…」そう思い、彼女のセッションを受けることにしました。
場所は池袋駅から歩いて数分。対面で1時間10,000円のセッションでした。
「どうしてもピチュンに会いたい、感じたい」と訴える私に対して
「まず知っていただきたいのは、世界はの全ては幻想だということです。兎月さんを構成するものはその腕ですか?髪ですか?もしあなたの両手両足を切り落としてもそれら自体が兎月さんではありませんよね。兎月さんを構成するものはもっと内側、魂の部分です」
と、可愛い顔してのっけから結構衝撃的な言葉をお使いになるアイコさん。嫌いじゃないよ。
そしてアイコさんはグラスを指さして
「そしてそれら魂と呼ばれるもの…兎月さんの魂、私の魂というものも所詮はグラスから溢れた水滴たちのようなもの。元はグラスの中では同じ液体だったものですよね。
さらにそのコップの水ですらもとを辿れば海やダムであるように、私たちは皆もとは全て1つであり全て繋がっている(=ワンネス)のです。だから肉体としてはピチュンちゃんを感じることはできないけれど、ピチュンちゃんとはもう最初から繋がっているのですよ」
と語ってくれた。
うーん…まぁ理解はできるけどでも、私はピチュンを感じたいからここにやってきた。ピチュンの魂があるのならそれを感じたいのが率直な意見だ。
「ではちょっとピチュンちゃんの魂を探してみましょう。ピチュンちゃんの名前を呼んでください」
アイコさんはそう言いながらひふみ祝詞を歌いました(そのセッションによってアプローチ方法は違うみたいです)。歌い終わってからしばらくして、
「あぁ…とても霊性の高い子ですね。はっきりした意思表示があって、包み込むような慈愛に満ち溢れた感じです。」
「まるで先生みたい…今後の人生のアドバイスを聞いても良いくらいな存在ですよ。うさぎだから霊性が低いとか、そういう種による違いといったものは関係がないものだということを改めて教えてくれますね」
確かに、ピチュンは私のベビーだが彼女から教わったことが多い。
肉や毛皮をやめたのも、人への思いやりを思い出させてくれたのも、当たり前のことなどないということも。
ピチュンはその身を持って私の死や老いに対する愚かな恐怖を薄れさせてくれた。
ピチュンが耐えたことを思えば私の人生に怖いものなど無い、そこまで思わせてくれたのだ。
「ではピチュンちゃんの魂を下ろしますね」
アイコさんは「どうぞ私の体をお使いください」と言いながら意識を集中させていた。そして目を瞑ったままま、
「うさぎさんは心臓の鼓動が早くて…ついていくのが大変」
と笑っていました。マジか。本当にピチュンの魂が入ったのだろうか。
正直、胡散臭いというよりもピチュンの意識体を体に取り入れられるアイコさんが羨ましくて仕方ありませんでした(笑)…
なぜこの10年、もっとも近くにいた私よりアイコさんの体の中にピチュンは入っていくのだろうか。
とモヤモヤしていた時。アイコさんの口が開きました。
「…ママ。私のことを悲しい思い出にしないで。楽しい思い出があったのも忘れないで」
「ママ、大好きだよ。ずっとママのそばにいるよ」
と言ったアイコさんの彼女の目が一瞬、ピチュンのものに見えました。
アレなんなんでしょうね…一瞬の瞳の煌めき、というものなのでしょうか。
また興味深かったのは、セッションが終わるまでピチュンの写真を必要としなかったこと。そして終わった後にピチュンの写真を見せたとき、白いうさぎさんとは思わなかったようで
「茶色い丸いものがよく見えていたので、茶色いうさぎさんかと…なんでしょうね、あの子。お友達かな?ピチュンちゃんより少し小さいサイズなのですが…」
昔ピチュンと一緒に同居していたハムちゃんかな?とも思いましたがサイズが違いすぎる気も。これに関しては謎のまま…
後日詳しくエッセイ漫画にしますね。
このセッションを受けて一番に感じたのは
「私自身がピチュンを感じたい!」ということでした。
結論:受けて良かったです。
2: ペットロス関係の本を読んだ
ペットたちは死んでからが本領発揮!
という、そのタイトルに惹かれて購入した本です。
ピチュンが旅立って1週間くらいは、まともにピチュンの死を受け入れられる状態ではなかったので、実際手にとったのは2週間くらい経過してからだと思います。
この本の著者は僧侶でありながら動物の保護活動をし、またカウンセラーでもある塩田妙玄さん。
実際の保護活動を通して、リアルに数多くの死と多く向き合ってきた塩田さんの仏教的とも宇宙的とも言える達観した考え方に希望を持てます。
本を読み終わった時、
「死は終わりではなくうちの子との新しい関係性のスタート。」
「これからもよろしくね」
という本書からの心強い言葉に改めて希望の涙が溢れました。
ただ、上にも書いたように「あの子が死んだなんて信じられない。受け入れ難い」という段階ではなく、「あの子がいなくなってどうしようもなく寂しい、あの子は今どうしているのだろう」という段階になってから読むのをお勧めします。
まだ大事な我が子が元気でそばにいる人でも、一度読んでおけば今の我が子との関係性をなお一層愛おしく思えたり、いずれくるその日に備えて心の準備ができるかと思います。
3: パワースポットに行った
関東屈指のパワースポットへ
スピリチュアルセッションを受けてから感じていた「私もピチュンを感じたい」という思い。
スピリチュアル能力…直感力?とか、そう言ったものを磨くためにどうしたら良いのかと考えた時。
「そうだ、パワースポットに行こう!」
と思いました。そこで関東屈指のパワースポットである埼玉県秩父の三峯神社にお参りしてきました。
自然の中にあり、狼という眷属を持つ変わった神社。しかもパワーが強く、心に迷いのある人は行かない方がいいと言われる、参拝する人を選ぶ神社だと言われています。
このお参りは是非とも1人でじっくり向き合ってやってみたいと思いました。
なので夫Jujuは家でお留守番。
詳しくはこちらも後日エッセイ化するので、ここではざっくり話しますね。
三峯神社は西武秩父駅からバスで1時間ほど山を登ったところにある神社です。コロナ禍ということで、ゆったり敷地内を参拝できました。
本殿でご挨拶をしたのち、御眷属の狼様を祀っているお仮屋(遠宮)でも参拝をしました。
このお仮屋という場所はは三峯神社の中でも最もスピリチュアルな場所らしいです。なので今回の参拝の目的について心の中で狼様たちに語りかけていたら…
とても不思議な感覚がありました。
うまく言えませんが、狼さんたちがそこにいて私のお願いを聞いてくれているような気配を感じました。これも気のせい、と言えばそれまでですが😅
その後ご祭神のイザナミ・イザナギ様が実際に住まわれているとされる山上の「奥宮」にも行きたかったのですが…お昼を済ませた途端に激しい雷雨に見舞われたのでこの日は断念。
売店のお母さんから親切にもクマ鈴を貸してもらい、翌日再度チャレンジすることに。
表参道で感じたスピリチュアルな体験
翌日は快晴。今度はきちんとバスではなく表参道から歩いて登ることにしました。
バスの運転手さんから
「歩いて神社まで…?昨日雨すごかったから道気をつけてね」
とお声がけいただきました。あれ、降りるのは私1人…?
他の方はみんなバスで神社まで行くようでした。バスだと30分ほどで着きますが、歩いてなら2時間半ほどかかります。
入り口から入ってしばらくは舗装された道が続き、途中滝などの写真スポットもあったりといくらか余裕もあったのですが、少し進むと突然
「この先は舗装されていない山道になるのでしっかり身支度をして登山届も出してください(詳細うろ覚え)」
みたいな秩父市からの注意勧告と
「クマ注意」
「なるべく複数で登山しましょう」
の立て札が。
本当に周りに誰もいなくてひとりぼっち。遭難の可能性&クマへの恐怖で一気に緊張感が高まります。
歩道がなくなり突然道なき道、登山道になり進行方向が分からず迷っていたらいきなり目の前に狼が。
…よく見たら赤いリボンをつけた黒い石だったのですが、一瞬本当に狼に見えました…まるでこの神社の眷属である彼らが案内してくれるような感覚になりました。
そしてその石を通り過ぎて1時間くらいしてからでしょうか。
私は「山の音」に慣れていないので、あれが動物の発する音なのか、木々の音なのか未だにわかりませんが、たった1人でクマ鈴を鳴らしながら登山していると…
後ろから確かに人の歩く音がしました。
「なんだ、私1人だけじゃないんだ、良かった」
と思って振り返ると誰もいない…
また、突然子供の声のような「アー」と叫ぶような声がして、
「なんだ、結構きついコースだけど子供もいるじゃん」
とか思って見回しても誰もいなかったり。
そんな声を出すような動物もいなかった…。
江戸時代はここが唯一の神社に通じる参道だったので、もしかしてその人たちだったりして…(これは後になってそう思いました)。あるいは狼様が後ろからついてきてくれた?でもあの足音は人間だと思ったんだけどな…
そして神社まであと2kmになった時(出発地点からもちょうど2kmほどの中間地点)、薬師寺跡を通った時のことです。
薬師寺は当時怪我人や病人、また登山を許されない女性などが神社まで辿り着けずここで宿泊して看護を受けていたという場所です。中にはそのまま神社まで辿り着けずに亡くなった人もいたでしょう。
不思議なんですが、その時私がふいに思ったのは:
「三峯神社まで連れて行ってあげる。来たい人はみんな私についておいで。その代わり、無事に辿り着けるように私を守ってくださいね(あと私の中にいるこの子🐰には危害を加えないでね)」
と自然に心の中で語りかけていました。その瞬間。身体中をブワーッと鳥肌のようなものが駆け抜けました。
いや、本当かよ(笑)って感じなのですが。
これも気のせいなのか、本当にその方達からの反応があったからなのか証明はできません。ただ、正直かなり疲れていたのに俄然やる気が出たのは本当です。
それから1時間弱ほどで、無事神社本殿に辿り着くことができました。
その後昼食を食べ、上記のお母さんのお店できのこそばを食べた後奥宮もお参りして来ました。
ちなみに奥宮は、標高1,329mある妙法ケ岳の山頂にあります。
神社から歩くと1時間超くらい。アップダウンもあるので、上り調子だけの表参道よりは楽に行くことができます。
奥宮まで行くと更なる御利益を賜れるとのことで、道中何人もすれ違ったので道に迷うことなく安心して登れました。
そして奥宮に到着。
狼が鎮座しているこの奥宮。霧(=白狼)が現れていたらラッキーだそうです。
山頂なだけあって静かで清々しかったのですが、個人的にはもっともスピリチュアルな雰囲気を感じたのは表参道と御仮屋でした。
とても良い体験をした2日間でした。この日以来、
「スピリチュアルな感覚になりたい時は登山」
と思うようになりました。
4: ピチュンの遺品をうさぎ保護団体に寄付、活動費を支援
今年に入って牧草を食べなくなったピチュンのために、嗜好性の高いものや柔らかな二番刈りなどかなり買い置きしてたもの。また免疫力を上げるために買い置きしたサプリメントの数々。ピチュンの長い毛を梳かすために購入したグルーミングスプレーetc…
東京都にある個人シェルターを運営している悠兎様に送ったもの⏫
使用期限のあるものもあったので、うさぎ保護施設に寄付をさせていただきました。
また啓発イベントもされているSAVE THE RABBITS (一般社団法人WILL&LOUIS)にも支援を開始しました。微力ですが彼らの活動の足しになればと思っています。
まだまだうさぎの保護団体は少ないし声も小さいので…
ピチュンに注いでいたエネルギーとお金を少しずつ他のうさぎさんたちのために使っていければと思います。
5: 乗馬をした
なぜ唐突に乗馬…?という感じですが、ピチュンがいなくなった今、動物と触れ合いたい衝動に駆られたからです。
うさぎカフェとかではなく、もっと自然の中で、うさぎさんに近いと言われるお馬さんたちと触れ合いたいと思ったのでその衝動に従い乗馬体験してきました。
結論…かなり癒されました💖
正直お馬さんに対しても思うことはたくさんあったのですが…
ピチュンロスになっている私にとってうさぎさんと同じ牧草やアルファルファキューブを豪快に食べている姿や、乗馬を終えたらさっさと馬房に戻っていくビジネスライクなお馬さんたちをみてほっこりしました(笑)
こちらも後日エッセイにしますね。
6: 大久野島のうさぎたちと奈良の鹿に会いに行った
そしてうさ飼いさんなら知っている広島の大久野島ことうさぎ島へ…
ここは本来なら自然には存在し得ないうさぎさん…つまり、捨てうさぎさんで構成された島です。
SNSなどでうさぎが集まってくるほっこりした映像が有名になり一時期増えた観光客ですが…ちょっとこの件については後日別記事で詳しくお話ししますね。
また、その後奈良に3日ほど滞在して、奈良の鹿について奈良県がどのような見解でいるのか、現地で色々調べてきました。
そこで得た見解をまとめて、大久野島のうさぎさんたちに何ができるか少し考えてみたいと思います。
こちらについても書きたいことがすごくたくさんあるので、後日エッセイにしますね。
6:アニマルコミュニケーターのセッションを受けた
アニマルコミュニケーターとは
動物とテレパシーを通じてコミュニケーションをとる人たちのこと。
人間同士でも抱いている感情はその雰囲気で伝わったりします。「彼のことを考えていたらその人からLINEがきた」など、いわゆるテレパシーと言われる部分で魂のあるもの同士はコミュニケートをしているという考え方。
テレパシーなのでその動物さんが生きていても魂だけになってもコミュニケーションは可能だそうです。
また動物が亡くなってから2週間以内ではまだその動物自身自分の身に起こったことを理解しておらず落ち着いていない状態なので、アニマルコミュニケーションはできないと言われています。
どうやって知り合ったか
ピチュンが旅立ってからペットロス関係の動画は手当たり次第見て来ました。
その中でこの動画の投稿主である犬飼ヨガ子さんがアニマルコミュニケーターの和さんについて大絶賛をしていたので、私もお会いすることに(このブログで紹介させていただくことは和さん自身承諾してくれています)。
セッションで感じたこと
和さんは北海道にお住まいのためLINEビデオでセッションを受けました。
事前にピチュンの顔(特に目)がはっきり見える写真と、名前、動物の種類、年齢、命日を伝え、質問したいことを最大10つまでお伝えしていました。
そしてセッション開始。
和さんは人間のガイド(守護霊)も見えたり、過去生や未来も視える方です。セッションを受けている時も私の人となりについて私のガイドを通じて色々指摘して来ました(私の情報なんて一切伝えていないのに😅)。
和さん曰く、私は前世はイギリス人男性でやはりピチュンと人間とうさぎの関係でいたそうです。マジか。
そしてピチュンについて。
「ピチュンさんはママから本当によくしてもらったみたいで、もっとアレを食べたかったとか、こうして欲しかったとか、メッセージをくれる動物さんはいるのに彼女の場合は何も無いですね。『何も不満がない。いろんなものをいっぱい食べさせてもらった』、と言っています。」
確かに、ピチュンにはおやつと称してバナナや桃、サプリメント、野菜、ハーブや野草などたくさんのものをあげていた(あげすぎてしまった嫌いはあるけれど)。
「今でもピチュンさんは兎月さんの側にいますよ。肩のところとか、そのピンクのクッションのところとか。あ、でも今は暗いところ?に潜っちゃいましたね」
暗いところ、というのは私たちのベッドの下の空間だ。この家に越してきて以来、それまでケージ飼いだったピチュンに新しい部屋を見せたら、ダッシュでこのベッドの下に入り、それから彼女の住処はベッドの下になった。
ー肉体を離れる時苦しくなかった(ピチュンは動物病院で一晩中、ひとりぼっちで翌朝ママたちが来るまで待っていてくれたからです。)?
「『わたし頑張ったよ。苦しそうに見えたかもしれないけど、肉体が体を離れるのに、少し手こずっただけ』と言っています。」
ーママと暮らせて幸せだった?
『もちろん。とても幸せだった。ママは、ママだった。わたしは本当にママの娘だと思っていた』
ーママはピチュンと離れたくない。ずっと側にいてくれる?
『わたしもママのそばにいたい、居心地が良いから。ママのその愛の波動に包まれていたい。でもいつまでもここにいてはいけないと思う』
ここで和さんから、
「ピチュンさんは次に行くということは理解しています。お互い頑張ろうね、と言ってる。執着しないのが動物の良いところですね。彼らは生きるとか死ぬとかよく理解しています。そういうルールがあるということも。」
ここで兎月が、和さんに対してピチュンが次のステージに行くために転生してしまったらもうピチュンとしてコミュニケーションできなくなるのでは、と質問をしました。
「私も当初は転生してしまえばコミュニケーションができないと思っていました。でも、できたんです」
和さんはテレパシーで転生した動物とでも、コミュニケーションができたと言う。
「魂というのはここに100%あるわけじゃないんですよ。兎月さんの魂も今そこにあるのが100%ではない。少しだけエッセンス(本質)は上に残しておいて、そのエッセンスは生まれ変わっても変わらず上にある。私がコミュニケーションできたのはそのエッセンスと、です。生まれ変わっても離れないですよ」
ーママの元にまた来てくれる?
「ママの元にまた暮らしたい、というのは当然あるみたいです。うさぎさんは通常うさぎさんに生まれ変わるのが好きみたいで(マジか)、それに関しては動物のガイドと相談して学びのために次は何になるかを決めます。まだどんな動物になるかは考えられないそうです。ただ、転生した子があの子だってわかるポイントは目、です。」
ー私が死んだらピチュンに会える?
「会えますよ。飼い主が死んだら迎えにきてくれるのは100%間違いない。絶対会える。そこは確実に申し上げあげられます。その時まで頑張って生きていきましょう。」
ー新しい子をペットショップから迎える気はなく、うさぎの保護活動をしたい。けれど、もしそこでどうしても引き取りたい子が出て来しまったら?
「『うさぎの保護活動は素晴らしいこと。他のうさぎのために頑張って』と言ってくれています。『その子に必要であれば、自分の食器やクッションとかは全部使ってくれてもいい』と言っています。できた子ですね。全く執着がない。『自分が幸せだったから、その幸せを他の子に分けてあげたい』と言っています。天使のような子ですね。」
「兎月さんがまだ他の子にピチュンさんのものを使わせたくないのならそれでも良いと思います。ピチュンさんのことを思いながら3年でも5年でもロスっててください。それだけ愛があったという証拠なのですから(笑)」
ーやっぱり私自身ピチュンを感じたい。どうすれば会える?
「よく言われる瞑想ですが、ピチュンさんの場合は瞑想して力んで会おう!と念じるよりも、自分が好きなことをして心がリラックスしているときにふっと『入っていきやすい』と言っています。」
実は三峯神社以来、もっと言えばピチュンのお骨を体内に入れて以来、ピチュンのことを思うときは空想したりエア抱っこをしたりするのだがそのあとはピチュンを私の心臓に「入れている」イメージをしていたのだ…
「大正解です。命は心臓に宿るので、ピチュンさんはここにいる、と決めれば意識はそこに集まります。先程死んだあと必ず会えると言いましたが、会うためにはお互いが意識しないと会えません。意識が大事なのです。ただ、動物は波動が純粋なので、人間側が会いたいと思う波動を発すれば必ず来てくれます。」
ー変な話ですが、ピチュンが旅立ったあと、逆にピチュンと自由にどこにでも行けるようになったと。なんでもできるようになったと思います。一緒に楽しみたい。一緒にいろんな世界を作っていきたい。今まではそれできなかった。これからはもっといろんな経験をさせてあげたい。そう思っています。
「はい。『亡くなった分体は自由なので一緒に何か作りたい。もっともっと一緒に新しい世界を作っていきたい』と言っています。
新しい場所に出かけて、一緒に美味しいものを食べていると空想してください。その空想がピチュンさんに届くというより、彼女はそれを兎月さんと共有しているのです。
全ては、意識です。思い込みではなく自分がそういう世界を作ったらその現実になる。実際の世界でも言霊や引き寄せがあるように、波動は一緒なので霊的世界でも意識が全てです。
自分と我が子の世界だからどんな世界も自由に作れるのはママの特権です。姿が見えないからこそできること。生きてたら生きてた世界でしか味わえなかった現実の世界。今だからできる新しい世界を作ってください。ピチュンさんの意識体はそこに来ます」
※会いにきてくれる、というよりはピチュンはいつもそばにいることを、私が感じやすくなるのだそう。
具体的な方法としては、何か新しい体験をしているときにピチュンもそれを楽しんでいるだろうと意識を向ける。そうすると実際ピチュンも楽しめるのだと言っていました。
ーピチュンからのメッセージは他にある?
「実は、セッションの依頼を受けてからカードを引いていました。ピチュンさんから受け取ったメッセージカードはこちらです」
・そばにいるよ(パートナーとして)
・1人じゃないよ
・怖がらないで(「何に対して?と聞いたのですが、『教えない!』と言われてしまいました…」と和さん。なんだろう。人生そのものに対してだろうか)
そしてもう一つ引いたカードは天使に囲まれて座っている女性が描かれている「Mother」というカードでした。
「多分ピチュンさんは兎月さんが本当のお母さんみたいだったことと、今後のうさぎさんの保護活動について言っているのではないかと思います」
ー今後ピチュンのメッセージやアドバイスが欲しい時、どうやって受け取れば良い?
「『ママが好きなことをしている時、メッセージを送っているよ。直感とか自分なりに思ったこと。そういうのをメッセージとして受け取って』と言っています。瞑想では先程ピチュンさんを感じないと申し上げましたが…脳波がフラットになっている朝方とか夜であれば良いかもしれませんね。「その時に会いにきて」と思っていれば良いのではないでしょうか。
兎月さんの場合サインとしては目にしたり聞いたりが多いみたいですね。直感力とかインスピレーションとかはかなりお持ちの方なので…失礼ですがこれまでの人生直感で生きて来ていませんか?(笑)」
ー(和さんへ)私も和さんのような霊能力が欲しい。何かアドバイスはありますか?
「霊能力なんて誰でも持っていますよ。あとは信じるか信じないか、どう受け止めるか、です。
兎月さんの場合は今のそのままで良い。体感しやすい方で直感力も鋭い方です。最初にお問合せをいただいた時同業者の方かな、と思ったくらい発している波動をビンビン感じましたよ。
なので、下手に開花させる、というよりそのまま行ってください。ただ、「気のせいかも」と、否定してしまう癖をやめていくだけで良いです。
本を読んでアニマルコミュニケーションを学ぶ!というより自然の中で感じる直感に従って行動していった方がいいですね(これは三峯神社で起きたことを話した際にもらった言葉)。
ただ低いのも拾いやすいタイプ。霊体験もしやすいかもしれません。霊能力は基本的に生きる上で邪魔なので、人間の霊ではなく動物とか自然とか妖精とかから入っていくと良いです。石ころとか自然とか日本では全てに神が宿ると言われている国です。そこから声を聞くように「設定」するんです。ただ…妖精とか精霊って(妖怪ともいう)、人間でもなく動物でもない存在。頼んだことは聞いてくれますが、必ず見返りを求めてきます。頼んだことに対してはお礼を忘れない。そこだけ気をつければ良い関係が築けていけると思いますよ」
…結局、和さんとはピチュンのことだけでなく私に対してもさらりと色々なこと言ってくれたので2時間を超えるセッションになりました。本当のところはもっと続けたかったけれど和さんは次の枠があったのでここまでです。
最後に、和さんが「もしアニマルコミュニケーションについて知りたいということでしたら、この本がお勧めです」と紹介してくれた本があったのでリンクを貼っておきますね。
著者はアニマルコミュニケーションの第一人者の方だそうです。
結構内容がしっかり目なので、もっと軽くアニマルコミュニケーションについて知りたい方は同じ著者の方のこちらの本も個人的におすすめです。
和さんには事前に用意した質問以外に次々と浮かんできた質問をぶつけてしまったのですが、快く答えていただきました…セッションを受けて本当に良かったです。
まとめ
振り返ると、我ながらこの1ヶ月で色々なことをしてきたなと思いました。
色々な経験をして、改めて思うことは、
確かに今の方がピチュンと色々な経験ができる。
これまで家でお留守番していたピチュンとは今はどこにでもいける。
いろんな体験を一緒にしていく。そしてそんなピチュンをもっともっとリアルに感じたい。
ということです。
やりたいことはたくさんあります。もっと直感力も磨きたいしフランス語も習いたいし織物も編み物もヨガも動画作りも旅行もしたい。
それらを都度エッセイ漫画にしてお伝えできればと思います。
13,000字超えとなってしまった超絶長い記事にも関わらず、ここまで読んでいただきありがとうございました。
あなたとあなたの大事な子の絆ももっともっと深まりますように…