結論:うさぎ自体は臭くない
いきなり結論から言いますが、今年でうさ飼い9年目になるので、これは断言できます。
うさぎは臭くありません。
お風呂などに入れなくても、草食動物なのでそもそも敵に見つからないように出来るだけ自分の存在感を消す立場です。
基本的には牧草や石鹸に近い良い匂い。他の動物と同じく、体調の悪い時はその匂いは変わります。なのでうさぎ=臭いというのは全くのナンセンス。
では、なぜ巷にはこんなに「うさぎは臭い」と言われているのか。その原因を考えてみました。
うさぎが臭い原因
その1 掃除を徹底的にできていない
基本的にケージの中に備え付けてあるトイレボックスの中でウンチやおしっこをするうさぎさんでも、うさぎさんの腸は絶えず動いているのでうんこはコロコロと出てきてしまうし、おしっこだってたまには自分の匂い付けのためにトイレボックス以外のところですることも。
そんなおしっこやうんこがケージの中に残ってしまうと当然、ケージ全体が匂ってしまいます。特にケージ飼いのうさぎさんは、毎日きちんと掃除をしてあげましょう。
また、トイレに使う「トイレペレット」を変えるだけでも匂い軽減に繋がるかもしれません。
我が家では、「キャッツエコ」というペレットを使っています。うさぎのトイレペレットよりお得だし(1袋5L)、消臭効果高いし、何よりおしっこを吸収した時固まってそこだけ団子状になるので底付きせずトイレボックス自体が汚れにくいのが大きな利点!
おしっこをするとそこが団子状になり盛り上がるので一目で分かるその団子を取るのが快感になったりしています。
その2 おしっこ飛ばしなどのマーキングによる匂い
男の子のうさぎさんはおしっこを飛ばし、自分の縄張りを主張することがあります。こればかりは一生懸命お掃除しても、自分の匂いが薄まったことで不安になって余計におしっこを飛ばしたりして飼い主さんとの堂々巡りになることも。。。基本的におしっこ飛ばしは発情期・思春期などに見られるので、自然と収まりますがどうしてもということであれば汚しても良いスペースを作りそちらに移動させるのも手です。
ピチュンは女の子なのですが、放し飼いのためやはりトイレボックスだけでなくあちこちに自分の匂いをつける(おしっこをする)ことがよくあります。なので我が家では人間や犬にも使えるおねしょシーツをピチュンがよくいる場所に敷いています。
(おしっこ画像が出ます)
ピチュンは人間のベッドの下にねぐらを構えたので今はそこにご飯やお水、牧草ボックス、トイレシーツを敷いています。基本的には隣の部屋にあるトイレボックスまで走って行っておしっこをしますが、新しいシーツに取り替えるととりあえず1回はしておきたいみたいです。
我が家ではトイレボックスの下に1枚、そして上のようにベッドの下にもう1枚の計2枚毎日使用。ヘビロテなので人間用のシーツを使っています。うさぎさん専用シーツよりお値段も手頃でガシガシ洗えるのでおすすめ。
ただしケージ飼いのうさぎさんはこのシーツだと少しざらついているので、ソアホックなどが気になるうさぎさんなら
もっと柔らかなうさぎ専用のおねしょシーツを手に入れたほうが良いかも・・・!
ただし柔らかなおねしょシーツの場合、中のふわふわの繊維質をちぎって出してしまう場合があるので安全面から見ると上記のおねしょシーツ+足の保護にバスマット、
の組み合わせが最適な気がします。
ちなみにバスマットは吸水性 x クッション性 x 噛んでちぎっても繊維が短いという安全性もバッチリなのでうさ飼いの間では病気や老後の介護にも重宝されています。
その3 臭腺をチェックしてみる
うさぎにはにおいの元となる臭腺があります。おまたのあたり、口の周りなどからにおいがしないかチェックしてみましょう。
おまたの周り
うさぎさんをひっくり返すとすぐににおいがわかります。グルーミングスプレーなどで湿らせて、綿棒などで優しくにおいの元を取ってあげましょう。もしどうしても嫌がる場合は、病院やグルーミングをしてくれるトリマーさんなどに相談してみては。
口の中からにおいが発せられている場合
口の中に何らかのトラブルがある可能性があるので不安がある時にはすぐにかかりつけの獣医師に診てもらいましょう。
その4 排泄物などでお尻や足が汚れていないか
実はこういうケース多いです。特に盲腸糞と言われる「食べる糞」は柔らかくうさぎさんの被毛につきやすいのでお尻周りはもちろん、口の周り、胸の周り、足の裏などをよくチェックしてみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
うさぎさんが臭いと言われているその多くは、掃除やグルーミングなどで解消できるものが多いです。ただしもしかしたら他の動物同様、体臭が臭くなるというのは何らかの病気が隠れている場合もありますので日頃からうさぎさんとのコミュニケーションは欠かさないのが重要です。皆様の愛するうさぎさんが1日でも長く元気に過ごすことができますように。