久しぶりにフリーランスのお仕事のお話をしようと思います。
今回は、イラスト制作、特に実在の人物のキャラクター化をする点で気をつけたいことについて書いた忘備録です。似顔絵イラストなどを手がけている方、またイラスト制作について知りたいという方々の参考になれば嬉しいです。
基本イラスト制作の流れ
これはイラスト制作全般に言えますが、まずは下記のようなフローになります。
- テイストのご確認
- ラフのご確認。大きな修正はここで行います。
- 線画のご確認。小さな修正(汗、眉毛の角度など)はここで行います。
- 着彩(色の修正は多少は可能)
クライアントの希望
今回いただいたご依頼は、とある会社の代表取締役の方をキャラクター化するという案件。
先方のご希望は、
「テイストはお任せ。ビックリマンのキャラクターのような3頭身が良い」
というものでした。
私としては、社長様だとわかるように、顔は少しリアル寄せ、体は2.5頭身くらいでラフを作ってお渡ししました。
似顔絵の際に気をつけたいこと
実際の人物に寄せる必要はあるのか
これは最近の傾向で私個人的に感じることですが、あまりご本人に寄せなくてもいい気がします。
特にアイコンやアバターといった使用方法ならかなりデフォルメしても良い傾向を感じます。
実際お客様のお顔を色紙に描く似顔絵師さんや本人とわかるLINEアイコンなどで無ければ、そこまでリアルに描かなくても良いと感じています。
ただ、これは何にでも言えることですが、クライアントがどこまでのデフォルメを希望しているのかをよくリスニングした方が良いです。
テイストチェックの重要性
結果、企業様が希望していたものと私が当初想定していたものの食い違いがラフの時点でかなりありました。
私がラフの時点で提出した似顔絵。割とご本人の顔に寄せたテイストです。
結果、先方が希望していものはこんな感じでした。
かなりアバターキャラな感じです。
だいぶ違いますね。ラフの時点でテイストチェックするのは本当に重要です。
まとめ
今回はラフの時点でかなり双方のギャップがあったけれど、最終的にそのギャップが埋まってよかったです。
最初の段階でもっとテイストについて突っ込んで聞いておけばもっとスムースにやり取りができたかもしれませんね。いずれにしろ、クライアント様とは密なコミュニケーションを心がけた方が良いと思います。結果そのほうがスムースに仕事が終わることが多いケースが多いです。
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