兎月メイ
お仕事の話、フランス人夫との日常エッセイなどを載せています。
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プレミアムエコノミーのメリットとデメリット【エールフランス】

久しぶりにクリスマス休暇で夫の国フランスへ帰省してきました。

夫Jujuは毎年何らかのイベントで帰省はしているのだけど、改めてクリスマスを家族みんなで祝うのは実に3年ぶり。

それは良いのだけど、私は飛行機が苦手・・・というかエコノミークラスに乗るのが苦手。いつも長時間だから足がパンパンになるし、機内食の臭いも苦手・・・(私だけ?)しかも今回は私の母も同行するので、プレミアムエコノミークラスを選択しました。航空会社はエールフランスです。

プレミアムエコノミークラスのメリット

空港での優先サービス

  • 優先チェックインカウンターが利用できる(早い!)
  • 1つあたり23kgまでな2つまで預かり可能(エコノミーは1つまで)
  • 空港ラウンジが使える(ただし有料)
  • 優先搭乗・優先降機。荷物を優先的に引き取り可能

photo by airfrance

エールフランスの機内サービス

  • エコノミークラスよりも40%広い空間
  • 搭乗時からすぐにビデオスクリーンが利用可能
  • ノイズキャンセラーシステムのヘッドセット
  • アメニティ(半年ごとにデザインが変わるそうです。歯ブラシ、アイマスク、薄い靴下でした。思わず靴下の使い方がわからずスリッパの代わりとして使うと良いとのこと。それを履いてトイレも行けるって言うけど・・めっちゃ薄い靴下なんだけど・・・それなら靴下よりスリッパが良かった・・・)
  • ミネラルウォーターサービス
  • やわらかいフリースのブランケットと羽毛枕が用意

photo by airfrance

写真でもわかるように、肘掛けがゆったりと作られているので隣の人との肘掛け戦争が始まることもなく、心なしか乗客の皆さんも心に余裕があるせいか周りに配慮をしている人が多い・・・

余談ですが、重大なセキュリティについての説明もこんな動画なら楽しく観れちゃう!緊急時でもエレガンスとシックを最優先にもってくるあたり、フランスって感じ。

エールフランスの食事について

私たちはヴィーガン なのですが、機内特別食と言うくくりでヴィーガン メニューにすることが可能です(無料)。

ヴィーガン メニューなどの特別食は、通常よりも早く運ばれてくるため他のお客様より一足先に食べることが可能です。とはいえ、プレミアムエコノミークラスの場合そこまでの差は無いし、またエコノミークラスでよくある「特別な注文をしているわけなのだから問答無用で起こされる」こともありません。私の場合は、寝ていたら横の席に置いておいてくれました。

そして冒頭で書いたように、機内食独特の臭いですが・・・今回はそんなに感じませんでした。プレミアムエコノミークラスだったから?それともヴィーガン だったから?あるいは両方だったから?なのかはわかりませんが。

以前、オーバーブッキングでシンガポール航空のビジネスクラスに乗ったことがあるんですが、その時の機内食はそれまでエコノミークラスしか知らなかった私にとって全く別次元のものでした・・・その時の私はまだ肉食だったんですが、嫌な臭いなんて全然しなくて。技術の進歩もあるかもしれないけど、まぁ機内食が食べれるようになったので、良かったです。

あ、ちなみにヴィーガン機内食だと航空会社によってはかなり単調な味になってしまうらしいのですが、エールフランスに関してはやはりフランス、とても手の込んだ美味しいヴィーガン食をいただきました。

photo by airfrance

プレミアムエコノミークラスのデメリット

メリットは色々書いてきたのですが、私がどうしてもデメリットというか我慢できない部分が一つだけあります。

それは・・・

エコノミークラスからもビジネスクラスからもトイレを利用されてプレミアムエコノミークラスの人が使いづらかったこと!

まぁね、ちょうどエコノミークラスとビジネスクラスの間にあるわけだし、プレミアムエコノミークラスの座席は30席くらいしか無いわけだし。まぁトイレ2つもあるしね。通常は十分なんですよ。でもね、足りなかったんですよ、彼らのおかげで!

それでもビジネスクラスの人は良いんですよ。だって、自分のクラスよりも下のグレードを使う権利だって彼らは買っているわけだし。

でもね、エコノミークラスの人がなんで仕切りカーテンを開けてプレミアムエコノミークラスのトイレをわざわざ使うんでしょうか?いや、確かにエコノミークラスの前方に座っている人なら後方まで歩いて行くのは面倒臭いのかもしれないけれど。そういう問題じゃ無いですよね?

エコノミークラスの料金しか払っていないのにプレミアムエコノミークラスのエリアを当然のように行き来してトイレを使ったり足を伸ばしにくる人たちって、新幹線のグリーン車を普通車両の料金で使うのと一緒ですからね?これ、差別でもなんでもなく正当な料金を払って受けるべき対価のお話ですからね?

兎月
兎月
溜まっていた黒いものを吐き出してしまった🖤

でもそれもこれも全ては、キャビンクルーの人たちがそれを許しちゃっているからなのよね・・・プレミアムエコノミークラスからビジネスクラスへ続くカーテンは、鉄のカーテン。絶対に開けるな、入るなって言う雰囲気がハンパないもの。

要はプレミアムエコノミークラスもエコノミークラスと同じ括りと言うことでしょう。

それが嫌なら次回はビジネスでどうぞ、と言うことでしょうか。

で、ビジネスクラスを調べてみた

調べてみましたよ。

エールフランス 公式TOPページに出ている価格だと、

  • エコノミークラス ¥50,000〜
  • プレミアムエコノミークラス ¥153,000〜
  • ビジネスクラス ¥233,000 〜
  • ラ・プルミエール ¥1,026,000(笑)〜

片道なので、ずいぶん安く設定されています。と言うか、

ラ・プルミエールえげつない(笑)

機内に乗った時、一番最初に4席だけめっちゃ贅沢な空間があったのですが、あれがラ・プルミエールか・・・4席埋まればエコノミークラスの80人分・・・つまり全エコノミーの半分近くの料金をこの4名様でお支払いできると言うことです・・・!

まぁラ・プルミエールは置いておいて、ビジネスクラスなら、小手先テクニックを使えばいけるんじゃん?と思う今日この頃。マイルをためて、なるべく安い日を選んで、発着地も・・・というか大阪発着だと羽田よりも¥50,000も安い!駐機料金がそんなに違うのかわかりません。

まぁビジネスクラスに乗るためには日々節約に励まなくてはいけないのですが、それでも前に一度乗ったシンガポール航空のビジネスクラスが忘れられない・・・フルフラットだったし、体の疲れが全然違うし、そう言うのを考えるとやっぱりプレミアムエコノミークラスはエコノミークラス寄りなんだな、と感じます。

逆に若いうちはエコノミークラスの方がコスパが良い気がします。何より体力の回復が早いしね。私みたいにアラフォーになってくるとプレミアムエコノミークラス以上じゃ無いと体が悲鳴をあげるので・・・

まとめ

そもそも私はそこまで海外に頻繁に行くわけでは無いので、たまの海外は少しだけの贅沢をしたいのですが、頻繁に海外に行く方などはエコノミークラスでも十分リラックスできる方法をご存知だと思います。

要はその時の気分とお財布でグレードを選んでOK!と言う事でしょうか。ただお父さんお母さんや年配の方とご旅行する方はプレミアムエコノミークラス以上も考えてあげると良いと思います。

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